リノベーション、引っ越しが済んでから約半年、2020年年末、念願の冷蔵庫を買い替えました。
冷蔵室上段がまるごとチルドで鮮度長持ちの日立520L「R-HX52N」です。
買い替えるまでは15年ほど前の冷蔵庫を使っていたのですが、同じくらいの横幅なのに容量が増えてたくさん入れられるようになりました。
今回は、わが家の新しい冷蔵庫「R-HX52N」を紹介します。
2021年3月に新製品が発売予定のようですが、公式サイトを見ると、機能は「R-HX52N」と変わらないようなので、庫内の様子など参考にしていただけます。
もくじ
搬入と設置
冷蔵庫の幅65センチに対して、キッチンの入り口が70センチのためぎりぎりでした。
わが家の冷蔵庫置き場は、片側がリビングとの仕切りの壁、もう片側がキッチンシンクとの仕切りの壁になっているため、あまり奥に入れてしまうとドアが壁にぶつかって全開できなくなってしまいます。
フレンチドアの場合、ドアポケット部分の奥行きのせいで、ドアを全開にしても庫内の幅が狭く感じます。ものが取りだしにくいということはありませんが、ドアは左右とも全開できたほうがいいです。
そのため、わが家の場合少し出っ張りますが、ぎりぎりのところで壁にぶつからず全開できるように設置してもらいました。
左のドアを全開にしたところ。すれすれのところで止まります。
右のドアを全開にしたところ。こちらは壁よりも少し出っ張るので若干の余裕あります。
放熱スペースについては、この「R-HX52N」に関しては、天井面5センチ以上、左右それぞれ0.5センチ以上あければいいようです。最近の冷蔵庫は、放熱板が背面にはないつくりになっているので、背面は壁にくっつけても問題ないんですね。
天井面は平らです。
天井面て、店頭でも見れないし(見せてくださいと言えば見れるかもしれませんが)、公式サイトにも掲載されていないので見落としがちですが、わたしが迷っていたパナソニックの冷蔵庫は天井面に複雑な装置がついていることがわかりました。ほこりが溜まりやすい場所に装置があることが気になったため、パナソニックを候補から外す理由のひとつになりました。
冷蔵室
冷蔵室の上部にはLEDライトがついています。ライトが上についていると、棚に食品をたくさん置いたとき下の方が暗くなって見にくいという書き込みをみますが、ぎっしり詰め込むことはないため、私は気になりません。明るくてとても見やすいです。
棚は高さを変えられる「高さかわるん棚」です。強化処理ガラスでできています。汚れがついても落としやすくカレーの入った重いなべなどを置いてもたわむ心配がなく安心です。以前使っていた冷蔵庫の棚はプラスチック製でしたが、ガラス製は高級感があります。
身長152センチのわたしが庫内の前に立つと、目線はちょうどこの位置になります。上段の棚を下にセットすると、わたしでも手が届きます。ただ、棚の半分までは届きますが、奥までは届かないので便利グッズを使ったり、よく使うものは手前に置いたりしているので不便はないです。
また、上段の棚を下にセットすると、天面までの高さが21センチほどもあるので、使い勝手がいいです。500mlの缶ビールのロング缶くらいなら立てて置けます。
ただこの点について、パナソニックの冷蔵庫は、トップユニット方式を採用しています。日立含め通常下段の引き出し奥部分にあるコンプレッサーが、パナソニックに限っては、上段奥にもってきていてるので、庫内の上段奥のデッドスペースが少ないです。実際、店頭で使い勝手を確認したところ、パナソニックだけはわたしでも上段奥まで手が届きました。トップユニット方式、とってもいいな~と思って日立とさんざん迷いました。ちなみに、三菱とシャープは庫内上段の棚は高くて使えなさそうだったので、候補から外しました。
おすすめ!!下段右側の「高さかわるん棚」
とーっても使える冷蔵室の下段右下の「高さかわるん棚」。この棚があったがために日立に決めたといってもいいくらいです。
半分より左側は固定棚です。右側のみ棚の高さが変えられます。
棚を外してしまえば、牛乳パックを立ててしまえます。
棚を中段にセットすれば、下には寝かせた牛乳パックが4本、上にはなべなどが余裕で置けます。わたしは通常この位置にセットして使っています。
わが家は食材宅配のパルシステムを利用していて週に1度牛乳をまとめて5本買っています。ドアポケット部分はまるごとチルドの範囲外のため、賞味期限の短い牛乳の鮮度をできるだけ保ちたいのと、ドアポケットを何本もの買い置きの牛乳で占領したくないと思っているので棚に置くようにしています。
一部のみ高さが変えられる棚というのは、他の冷蔵庫メーカーにはない特徴です。ほんとに使いやすいです。
この中段にしたときの、上下のスペースがどちらもストレスなく使えるので、とっても気に入っています。
まるごとチルド
「R-HX52N」は冷蔵室がまるごとチルドルームになっています。どの棚においてもチルドです。
わたしは、野菜は野菜室で保存していますが、まるごとチルドに設定の場合、湿度は約80%、温度は約2℃に保たれるので、低温保存に向いている葉物野菜を冷蔵室でも保存できます。下段右側の高さかわるん棚だと白菜をまるごと入れられます。
また、まるごとチルドに設定した冷蔵室にのみものを置いておくとキンキンに冷えています。
まるごとチルドに関してはこちら
特鮮氷温ルーム
おすすめの高さかわるん棚の下に、「特鮮氷温ルーム」という「まるごとチルド」よりさらに低温で保存できるお部屋があります。「まるごとチルド」は約0℃~3℃ですが、「特鮮氷温ルーム」は約-2℃~0℃に設定されます。低温で鮮度や栄養を保ってくれます。
奥行きがあるので、たくさん入れられます。
ケース内にはアルミトレイがあるので、ひえひえです。
ドアはハンドルを手前に引きます。
ドアが開く角度はここがマックスです。意外に開かないので、汁物(入れるかな)などを入れる時は注意です。
特鮮氷温ルームでコンビニサラダを保存すると
特鮮氷温ルームはなんでも長持ちするんだと思っていたので、本来は特鮮氷温ルームでの保存は向かないとされているサラダなどのカットした生野菜も保存していました。なかなか痛まないのでいつ買ったものなのかも忘れてしまっていましたが、それぞれ10日前後経ってもシャキッとしていたのにはびっくりしました(゚д゚)!また、今回は取説に記載されていた凍結するということもありませんでした。
製造年月日から9日後のコーンサラダ
きゅうりのまんなかとニンジンがすこし傷みだしていますが、全体的にはきれいです。
コーンのカップをどかすと、レタスに若干の赤みがありますが、キャベツなどはきれいです。食感も作ったばかりのものと全く変わりませんでした!
千切りキャベツ
これまでの冷蔵庫に保存していた場合、2日もたつとぐっしょりしていましたが、製造年月日から11日も経っているのにシャキシャキです!トンカツに添えておいしく食べられました。
給水タンク
この「R-HX52N」は、製氷おそうじ機能がついているのでお手入れかんたんに済みそうですが、それでも給水タンクのやりとりがめんどうなので、わが家では氷は自動製氷機は使わず、製氷皿で作っています。「製氷停止」に設定しています。
吸水タンクとの接合部分。でこぼこしていてお手入れしにくそうです。
自動製氷ケース
自動製氷機能を使っていなので、ここには冷凍食品を入れています。
製氷ケースを外すと、枠のみなので、製氷室は下の冷凍庫とつながっていると思われます。
製氷ケースを完全に外すと下段の冷凍室が見えます。
三菱の冷蔵庫は、各室個室の作りになっているところがいいな~と思いましたが、冷凍室が一体になっている日立でもカチカチに冷凍されているので心配いりません。
ドアポケット
日立の冷蔵庫の500L前後のフレンチドアは、だいたい左右対象です。候補のひとつだったパナソニックの冷蔵庫のフレンチドアは左右非対称で、右側が大きめドア、左側が小さめドア、家電量販店の店員さんいわく7対3の違いがあるそうです。わたしがパナソニックの残念だと思う点のひとつです。右側のポケットにはそれなりに入るけど、左側のポケットには細みの調味料くらいしか入らないです。牛乳パックや2リットルのペットボトルは入りません。キッチンのつくりによっては右側をよく開けるという家庭もあるかと思いますが、わが家では左側のドアをよく開けるので、左側のポケットの収納力が頼りないと使いにくいです。
ドアポケット左側
ポケットは3つあります。左側は真ん中のポケットのみ高さを変えられます。
わが家は通常この位置で使っています。空感のムダなく使えています。
ドアポケット左側下段
下段は固定です。ここには、ミネラルウオーターや牛乳、ジュースなど家族がよく飲む飲み物を入れています。すぐ上の真ん中のポケットは高さを変えられるので、下段にセットしていますが、2リットルのペットボトルなどの大きめボトルも真ん中のポケットに当たることなく取りだせます。
下段のポケット前の列に、牛乳パック1本と500mlペットボトル1本、後ろの列に、2リットルペットボトル1本と牛乳パックもしくは500mlペットボトル1本が入ります。
真ん中のポケットを上段にセットしてみます。
とても取りだしやすいですが、真ん中のポケットをこんなに上げなくても下段で十分使えます。
上の空間がもったいないです。
わたしは後ろの列には2リットルのペットボトルのみを入れています。この隙間のおかげで大きめのものは取りだしやすいです。
棚の表面はつるつるで、裏はでこぼこしています。
ドアポケット左側中段(高さがかわるポケット)
左側の真ん中のポケットです。左側で唯一高さが変えられます。
左側上段のポケットは、中段のポケットと同じ大きさです。高さは変えられません。
ドアポケット右側
こちらもポケットは3つあります。右側は上段のポケットのみ高さを変えられます。
- 上段のポケットを下にセット
- 上段のポケットを下にセット
わが家は通常下にセットして使っています。空間のムダなく使えています。
ドアポケット右側上段(高さかわるポケット)
奥行き広めです。
右側ドアポケット真ん中(固定)
真ん中のポケットはたまごスタンドがセットできるようになっています。たまごスタンドはポケットの突起に引っかけて使うのでずれたりしません。(↑この画像は置いただけです。)
たまごスタンドを外した中段のポケット
わたしは外しています。たまごはパックのまま、まるごとチルドが設定できる棚で保存しています。
右側ドアポケット下段
右側は、真ん中のポケットの高さが変えられませんが、固定の位置でも2ℓペットボトルが余裕で取り出せます。
右側の下段もドリンクなどが取り出しやすいように仕切りに切れ込みが入っています。
前の列に、牛乳パック2本2リットルペットボトル2本入ります。
冷凍室上段
冷凍室上段は、となりの製氷室と同じ温度で、下の冷凍室下段より少し高めです。ここにアイスクリームなどを入れると溶けてしまう可能性があります。茶葉や食パン、粉類などの保存が適しています。わが家はここに製氷皿を置いて氷を作っています。また、保冷剤もここに置いています。
製氷室と同じく、下の冷蔵室下段とつながっています。
冷凍室下段
3段ケースになっていて、用途別に保存できます。以前使っていた冷蔵庫は、2段ケースで下にある食品がだめになることがよくありましたが、3段でそれぞれが適度な高さになっているので、食品が重なっていてもちょっとどけると下の食品が見えて、探しやすいです。
上から、薄物ケース(大型アルミトレイ付)、小物ケース、大物ケース、手前はたて収納スペースです。
横からみるとこんな感じです。
上段の薄物ケース
上段の薄物ケースには大型アルミトレイが付いているので、ごはんや肉・魚などをすばやく冷凍できます。わが家では、茶碗1杯分ずつラップで包んでこのトレイに並べて保存しています。見やすくてとても使いやすいです。
上段の薄物ケースの高さ
真ん中の小物ケース
冷凍室下段を開けると、たいてい薄物ケースは奥に引っ込んでいて、小物ケースが上になって出てきます。小物ケースに置いた食品はよく空気に触れるということだと思うので、ここにはアイスクリームや冷凍した肉や魚などは置かず、冷凍食品などあらかじめ封がしてある食品を置いています。
小物ケースの高さ
下段の大物ケース
とにかくたくさん入ります。わが家の大物ケースはスカスカです。
たて収納スペース
500mlの冷凍専用ペットボトルが薄物ケースや小物ケースに当たることなく立てて入ります。
野菜室
「新鮮スリープ野菜室」で保存した葉物野菜やくだものなどがほんとに長持ちします。水菜は2週間経っても溶けることなくもっています。
「新鮮スリープ野菜室」とは、
- うるおいを保存してみずみずしさが7日間長持ち
- プラチナ触媒で野菜を眠らせるように保存してビタミンCなどの栄養素を守ってくれる
ただ、ひとつ残念なのが、「新鮮スリープ野菜室」が野菜室の下段スペースのみなのです。ほうれんそうや小松菜などは立てて保存することがよいとされていますが、葉物野菜は高さがあり下段スペースには立てて入れられません。取説にも葉物野菜は下段スペースに収納と書いてあるのに、保存をするときのコツとしてほうれんそうや小松菜は立てて収納すると書いてあり矛盾しているなと思います。葉物野菜を「新鮮スリープ野菜室」に保存するときは横にしたり、たて収納スペースに立てて保存したりしています。ちなみにたて収納スペースは野菜室の他のスペースに比べて温度が少し高くなると、取説には記載されています。たて収納スペースも「新鮮スリープ野菜室」だったらいいのにと思います。
新鮮スリープ野菜室について詳しくはこちら
野菜室下段スペース
野菜室下段は「うるおいユニット」によって、湿度をコントロールされています。野菜の乾燥を抑えつつ、余分な水気を放出してちょうどいい水分量を保ってくれます。
野菜室下段スペースとたて収納スペースの仕切り部分に「プラチナ触媒」が設置されています。この「プラチナ触媒」によって、野菜を眠らせるように保存して、栄養素の減少を抑えることができるんです。
野菜室上段スペース
上段スペースの奥行きは33センチくらいありますが、めいっぱい引き出しても奥10センチほどは隠れます。奥にたくさんのものを入れてしまうとかがんでのぞかないと見にくいです。
この点、パナソニックの冷蔵庫はワンダフルオープンという奥まで100%全開型なので、見渡しやすいです。
ただ、冷蔵庫の前面のスペースがあまりとれない場合には、ワンダフルオープンだと正面に立って食品を取れなかったりします。わが家も冷蔵庫と全面の壁との距離の関係上全開すると逆に不便だと判断しました。
野菜室たて収納スペース
2リットルのペットボトルや大きめ調味料が収納できます。
2リットルのペットボトルは5本入ります。
ECO運転サイン
運転が安定しているとドアに緑色の「ECO」運転サインが点灯します。設置してすぐは点きませんでした。ドアの開け閉めが多いときや半ドアになっていたりなどのときも点灯しないことがあるようです。わが家では今のところ消えることなくずっと点いています。
アップ
お買い上げ記念キャンペーン
3月発売予定の新製品HXかHWシリーズを購入してWEBから応募すると、もれなく1万円相当のグルメカタログギフトがもらえます。昨年(2020年)、わたしが購入したときもキャンペーンはありましたが、こんなに豪華なギフトではありませんでした(´;ω;`)
くわしくは日立冷蔵庫HX/HWタイプお買い上げ記念キャンペーンへ
ちなみに、わたしがいただいたもの
これは、おそらく購入したら全員その場でもらえるのではないでしょうか。ありがたく冷蔵室上段の収納に使わせていただいています。とても便利です。ほかに、日立からギフトサービスがありお肉をいただきました。ほか、わたしが購入した家電量販店では年末の独自の冷蔵庫購入者キャンペーンをやっていて、調味料などいただきました。
まとめ
HITACHIの冷蔵庫「R-HX52N」を買ってよかったと思うところ
- 3人家族(夫婦+小学生低学年の子供)で容量が十分
- 音がまったくしない!
- 冷蔵室下段の半分が高さかわるん棚が便利すぎる
- 152センチのわたしでも上段に手が届く
- まるごとチルド、特鮮氷温ルームで生鮮食品ほんとに長持ち
- ラップなしで保存可能
- 冷凍室使いやすくて収納たっぷり
- 野菜室で野菜ほんとに長持ち
HITACHIの冷蔵庫「R-HX52N」のもっとがんばってほしいところ
- 扉や引き出しに手のあとがつきやすい
- 冷蔵室の取っ手部分に引っかかりを感じるので、ほかの取っ手と同じようになめらかにしてほしい
- 野菜室全体を「新鮮スリープ野菜室」にしてほしい(葉物野菜を立てて保存したい)
- 標準で取っ手付き収納ケースが2~3個つくとよい
150センチ代主婦に特におすすめの冷蔵庫です!
2021年3月発売予定の新製品(R-HX54R)は、さらに容量アップ、最上段にはロング缶はもちろん500mlペットボトルも立てて置けるようです(^^)/