こんにちは。
お部屋の空気が乾燥している今日この頃。花粉も飛びまくりで、加湿空気清浄機が大活躍です。
わが家では、2020年11月に発売になったパナソニックの加湿空気清浄機「F-VC70XT」を購入し使用しています。
最近は自宅にいる時間が増えるとともに、加湿空気清浄機の長時間使用によって、タンクの給水やフィルター類のお手入れの頻度も激しさを増しております。
今回は、最新の加湿空気清浄機「F-VC70XT」は、お手入れしやすいのか、しにくいのか、ご購入を検討中の方に向けて本体のパーツを外してあれこれご紹介します。実際の汚れ具合やお手入れ方法もレポートしています。
もくじ
Panasonicパナソニック加湿空気清浄機「F-VC70XT」をばらす
実際にわが家で使っている「F-VC70XT」の画像を使って、各部の詳細を紹介していきます。
前面
「F-VC70XT」は、側面の他、前面パネルの真ん中あたり(床上約30センチ)と下に吸気口があります。
粒子が大きく重い花粉やハウスダストなどは、この床上約30センチのエリアに溜まります。
フロントパネルの裏側
真ん中あたりと、下の方に吸気口があります。
3つあるうちの、いちばん上のフィルターの真ん中あたりにほこりが集中します。吸気口があるあたりです。
上部のルーバー
ルーバーが開いたところ
ルーバーは自動で動きます。
ニオイやほこりを検知すると勝手に開いて、汚れがなくなると静かに閉まっていくので、上部からのほこりの侵入はそれほど気になりません。
側面
向かって右横。
前面寄りに吸気口があります。
向かって左横。
こちらも前面寄りに吸気口があります。
下部に、パナソニック独自の高感度ハウスダストセンサーがついています。
高感度ハウスダストセンサーのカバーを外してみる。
このセンサーは、タバコのけむりや目に見えないアレル物質など細かな粒子を検知します。
よごれていると、ちゃんと働いてくれないので、
3ヶ月に1度、乾いた綿棒でレンズの汚れをふき取る!!
というお手入れが必要です。
背面
背面は、フィルター類の使用開始日が記入できるようになっています。
「F-VC70XT」は、フィルターを3枚つけて使用します。
運転の頻度にもよりますが、どれも交換時期が10年に1回程度です。
Panasonicパナソニック加湿空気清浄機「F-VC70XT」フィルターの構造
フロントパネルを外します。両サイドをつかんで、手前に引きます。
一番手前にある「プレフィルター」
プレフィルターには髪の毛やわたぼこりなどの大きめの汚れががつきます。3つの中でいちばんお手入れしやすいフィルターです。
お手入れしないで放っておくと、こうなります↓
真ん中の「清潔HEPAフィルター(集じんフィルター)」
この「清潔HEPAフィルター」が、花粉やPM2.5などのこまかい粒子をこしとってくれます。
集じんフィルターおもて
おもて側についたほこりを掃除機で吸い取ります。
集じんフィルターうら
うら側はお手入れしません。
いちばん奥の「スーパーナノテク脱臭フィルター」
においの元を吸着してくれる活性炭が集まっています。
おもてうら両方のほこりを掃除機で吸い取ります。
脱臭フィルターをアップにすると、こんな感じ。
ちいさな黒い石のような粒が格子状にたくさん集まって、ネットに包まれています。
3つのフィルターは約10年間交換不要
これら、3つのフィルターは約10年交換不要と説明されています。
集じんフィルターに関してですが、取扱説明書では「白い面はお手入れしない」と記載があります。でもそれなりにほこりが溜まります。掃除機で吸い取りたいですが効果がなくなると困るのでわざわざお手入れしません。10年も同じものを使い続けるかなという疑問とともに、買い替えるといくらなのかほかの交換品と一緒に調べました。
それぞれメーカー希望小売り価格で、
交換用プレフィルター1,200円、
交換用の集じんフィルター、7,000円、
交換用脱臭フィルター、4,500円、
交換用加湿フィルター、4,700円
と、わりと高額(;゚Д゚)
大事に使っていこうと思います。
加湿タンク
加湿タンクが自立するので、水を入れる時ほんとに便利です!
加湿タンクの中。でこぼこしていますが、中に手がすっぽり入るので、すみずみまで洗えます。
お手入れは、給水のときに残った水を捨てて新しい水を少し入れて振り洗いするくらいですが、使い始めてから約3ヶ月経った今現在、タンクの中がぬめったりすることはありません。
加湿トレー
どの加湿空気清浄機もこのような作りです。でこぼこしているのでスポンジだと洗い残しができそうだと思い、指でこすって洗っています。お手入れをさぼると赤いカビのようなぬるぬるした菌(ロドトルラという酵母菌)が発生してしまいます。
イオン除菌ユニット
防カビ剤入りのイオン除菌ユニットです。
加湿トレー内の水の菌を抑制し、加湿フィルタ―のかびを抑制する効果があります。
取りはずし可能なので、約1ヶ月に1回、クエン酸などでつけ置き洗いをします。
交換は不要なので、お手入れしながらずっと使えます。
フロート
このフロートの下が洗いにくいです。外して着けての手間がめんどうなのでまだ取ったことがありません。
加湿フィルターセット
お手入れでいちばんやっかいな加湿フィルターです。
加湿フィルターを外すときは、黒い枠についているつめを5ヶ所押し上げて外します。
加湿フィルター3点セット
- フィルター押さえ(黒い枠)
- フィルター枠(グレーの枠)
- 加湿フィルター
「F-VC70XT」の加湿フィルターは、柔らかい!ずっとこの真っ白な状態でいてほしい。
通常加湿フィルターといえば、蛇腹になったしっかりめの素材なのですが、「F-VC70XT」と、最上位機種の「F-VXT90」は、フュージョン素材というパナソニック独自の加湿フィルターを採用しています。使い始めは弾力があります。
お手入れ方法は、月に1回程度の押し洗いでOKとのことですが、、、、
買ってから20日後のにおいと加湿フィルターの黄ばみ
「F-VC70XT」はナノイーXを搭載している機種です。使い始めは吹き出し口からほんのりナノイーのにおいがします。人によっては薬っぽく感じるようですが、わたしは清潔な感じがするので好きです。
20日くらいたったある日、吹き出し口からナノイーのにおいよりも強烈な生乾きのようなにおいがしてきました。
それと、加湿フィルターの真ん中あたりがだんだん黄色くなってきています。黄色い部分をさわるとそこだけ固いです。
ぬるま湯で押し洗いしたくらいでは黄ばみは落ちませんでした。
そこで、
パナソニック別売品のクエン酸を使ってお手入れ
パナソニック公式のクエン酸があるとのことで買ってみました。浸け置くだけでいいとのこと。
1本使いましたが、本来は10グラム入り5本セット220円ほどです。ネットでも購入できます。
今回は使いませんでしたが、パナソニックでは加湿機用洗剤も出しています。
かるく黄ばんだ部分をつまみ洗いしてから、クエン酸をちょっと熱めのお湯で溶かして浸けておきました。
すると、20分後、
浸け置きしただけなのに、新品のようにきれいになりました!においも消えてる!
取扱説明書では、水か約40度以下のぬるま湯に溶かして30分放置と記載がありますが、冬場ぬるま湯だとすぐに冷めてしまうので、今回は50度近いお湯を使いました。(あまり高温だと縮みの原因になります。)
においが発生して黄色く汚れてきた場合は、手間なしでコスパもいい別売品のクエン酸を使ってのお手入れがおすすめです。
1ヶ月後、加湿フィルターをぬるま湯とつまみ洗いでお手入れ
前回のはじめてのお手入れから約1ヶ月、またしても生乾きのようなにおいと、加湿フィルターの黄ばみ部分の広がりが気になってきました。
わが家では毎日確実に8時間以上使っているのと、主人がたばこ(電子タバコ)を吸うので、汚れの進行が早いのかもしれません。
今回は、黄色い部分はかっちかちになっていたので、ごしごし洗いにならない程度に強めにつまみ洗いをしてみました。
こんな感じで、黄色い固い汚れ部分を強めにつまんでこすりました。(この画像はきれいになった後で撮ったものです)
集中的につまむと黄色い汚れは取れました。汚れがとれると同時ににおいもなくなりました。
ただ、縮んだりしそうなので、あまりおすすめではありません。取扱説明書にも、「こすったりしない」と書いてあります。
やさしく押し洗いで汚れやにおいが落ちる場合
上記の「ぬるま湯でつまみ洗い」をした4日後、早くもにおって黄ばみも現れ出しました。
黄ばんだ部分を重点的に押す。。。。
すると、
今回はやさしく押し洗いしただけできれいになりました。
においや黄ばみを見つけ次第押し洗いすれば、加湿機用洗剤やクエン酸を使わなくても、水のみできれいになります(^^♪
加湿空気清浄機「F-VC70XT」のお手入れサイクル
お手入れの周期をまとめてみました。取扱説明書のお手入れの目安は1日8時間運転を基準ですが、わが家ではもっと使用しているので、1ヶ月使ってみて汚れ具合によってはまめにお手入れしたほうがいい場合があったので、覚書きも兼ねて記載します。
毎日
- タンクを水洗い(水を少し入れてタンクを振る)
- 加湿トレーに溜まった水を捨てて指でかるくこする(数日放っておくとヌメるので)
1週間に1度
- プレフィルターのほこりを取る(真ん中の吸い込み口からのほこりがとてもたまる)
1ヶ月に1度
- 集塵フィルターのほこりを取る(おもての黒い面にほこりがたまる、うらの白い面はお手入れしない、水洗いしない)
- 加湿トレーをよく洗う(イオン除菌ユニットを外す、フロートは外さない)
- イオン除菌ユニットをクエン酸などでつけ置き洗い(こすり洗いしたり、分解したりしない)
3ヶ月に1度
- 高感度ハウスダストセンサーのレンズを綿棒でふきとる
よごれていたら
- 加湿フィルターの黄ばみ部分をそっと押し洗い
- 加湿フィルターの黄ばみが落ちない場合加湿機用洗剤またはクエン酸で浸け置き
- 脱臭フィルターのほこりを取る(水洗いしない)
おわりに
パナソニックの加湿空気清浄機「F-VC70XT」の掃除は大変なのか?を説明してまいりました。
まとめますと、
- タンクは1~2日に1回水を取りかえる
- トレーの水はタンク給水の時に捨てる
- フィルター類は掃除機でほこりを取る
- 加湿フィルターはにおいや黄ばみが発生したらそっと押し洗い、黄ばみが落ちなかったら別売品のクエン酸で浸け置き洗い
どうでしょうか、大変でしょうか。
おそらくどのメーカーの加湿空気清浄機を使っても、加湿トレーとフィルター類のケアは必須だと思います。正直、もっとメーカーさんにがんばってもらってお手入れの手間が減るといいなと思っています(^-^;
わが家は加湿空気清浄機が3台あるので、そのうちのどれかを息子(小2)のお手伝いに組み込もうかなと考え中です(^^)/