わが家の3台目の加湿空気清浄機は、2019年秋発売されたシャープのKC-L50です。6.3帖の寝室で毎晩使っています。今回はこのシャープの加湿空気清浄機「KC-L50」のパーツを詳しくお見せします。最新型の「KC-N50」も同じスペックなので、お手入れのしやすさ具合などの参考にしてみてください。
もくじ
前面の仕様
吹き出し口
前面上部についた吹き出し口です。内部にニオイセンサーや温度、湿度センサーがあります。
操作部
加湿と風量の調節のみで機能が単純なため、操作しやすいです。
日中使うなら、向かって右側にある「おまかせ」ボタンのみでOKです。風量・加湿を自動でコントロールしてくれます。
夜モニターの表示がまぶしいときは、「パワフル吸じん」ボタンを3秒長押しします。
きれいモニター部分とプラズマクラスター、現在湿度目安表示ランプが消えて、運転中を知らせる小さいみどりの丸いランプのみが点灯します。
部屋の空気が汚れていると、きれいモニター部分がオレンジ色に点滅して知らせます。
部屋の空気がきれいになると、きれいモニターはみどり色に点灯します。
側面の仕様
タンク
正面向かって右側にタンクがあります。
タンクは、取っ手をぐっと下に押しつつ手前に引くと取り出せます。
ばねが効いているので、出すと取っ手がひっくり返ります。
取っ手はつかめるようになっているので持ち運びがしやすいです。
タンクは自立するので、給水の時に便利です。
タンクの中はわりとでこぼこしていますが、
タンクには手がすっぽりと入るので、へこんだ部分も洗えます。
タンクキャップ。洗いやすいです。
タンクキャップの裏に、Ag+イオンカートリッジをつけます。購入時は標準でついています。
Ag+イオンカートリッジは、約1年に1回交換が必要です。つけなくても使えますが、タンクやトレーにぬめりやニオイが発生しやすくなります。
1個900円くらいです。
トレーと加湿フィルター
真ん中のトレーシキリは外れますが、取扱説明書には外さないようにと書かれています。
トレー底にはローラーがついています。
ローラーのまわりのお手入れがしにくいです。外れるようですが、トレーシキリ同様外さないようにとのことです。
フロートも外れたりなくしたりすると加湿できなくなってしまうので気をつけます。
加湿フィルター
加湿していないときは、加湿フィルターが水に浸からない位置で停止し、送風で乾燥させるので清潔に保てます。
上の画像の加湿フィルターの下部の白いプラスチックの部分が水に浸かり、青い蛇腹部分が水に接しないようになるようです。
背面の仕様
ルーバー
ルーバーは、使わないときは閉じることができるので、見た目がすっきりします。
他社の製品は、ルーバーが完全に閉じず上からほこりが入り放題のものがあるので、閉じることができるのはメリットですが、、、
手動なので、使用時開けるのを忘れてしまうことがあります。
手で向きを変えられます。
全開にすると、後ろななめ約20°まで開きます。
閉じていてもほこりは溜まってしまいます。
後ろパネル
大きなホコリをブロックします。
強力な弾力性のあるストッキングのようなメッシュが貼ってあります。
お手入れは掃除機でほこりを吸い取るだけですが、
もっと簡単に済ませたい場合は、
便利な「使い捨てプレフィルター」が、購入時に3枚ついてきます!
後ろパネルに同梱のマジックテープを8ヶ所貼って取り付けます。約1ヶ月に1回交換します。
ただ、家電にテープを貼るのがいやなのと、掃除機でのお手入れだけで済むので、わが家では使っていません(^-^;
脱臭フィルター
タバコのにおい、煙、生ごみのにおい、ペットのにおいなどの生活臭を吸着するフィルターです。
脱臭フィルターには裏表はありません。
水洗いはできません。お手入れは、においのついたほこりを掃除機で吸い取ります。
近くで見ると、小さくて黒い石のようなつぶがたくさん入っています。
集じんフィルター
花粉やPM2.5、アレル物質、カビ菌などの細かな粒子や、ほこり、たばこの煙、ペットの毛などを捕集してくれるHEPAフィルターです。
集じんフィルターには裏表があります。
表面にタグがついているので目安になります。
裏表を逆に取り付けると清浄効果が得られません。
脱臭フィルター同様こちらも水洗いはできません。お手入れは、タグのある面のほこりを吸い取ります。反対側は絶対に掃除しないようにとのことです。
フィルターをすべて外すと、このような姿です。
消耗品の交換
使い方にもよりますが、加湿フィルター、集じんフィルター、脱臭フィルターは約10年に1回の交換とされています。使い捨てプレフィルターは約1ヶ月に1回、Ag+イオンカートリッジは約1年に1回の交換です。
価格を調べてみました。(希望小売価格・税込み価格)
- 加湿フィルター:形名FZ-Y80MF ⇒ 2,860円
- 集じんフィルター:形名FZ-D50HF ⇒ 4,840円
- 脱臭フィルター:形名FZ-F50DF ⇒ 4,400円
- 使い捨てプレフィルター:形名FZ-PF51F1 ⇒ 935円(6枚入り)
- Ag+イオンカートリッジ:1個形名FZ-AG01K1 ⇒ 990円
- Ag+イオンカートリッジ:2個形名FZ-AG01K2 ⇒ 1,980円
シャープ加湿空気清浄機KC-L50のメリットとデメリット
わが家では、主人と息子が寝ている寝室に置いているので夜しか稼働させていません。二人とも花粉症ですが、夜中にくしゃみをしたり鼻水が出たりということはないようです。価格の割には加湿やほこりに対して十分な機能だと思いますが、このKC-L50を使ったメリットとあえてのデメリットも考えてみました。
メリット
- KCシリーズの最新版KC-N50と比較しても機能は同じなのに、10,000円くらい安い
- とっても静か
- 給水は2~3日に1度だが、今のところ(使用3ヶ月)トレー内やタンクの中がぬめることがない。
- 小型で軽いので移動しやすい
- 丸1日加湿しても電気代約2.4円(静音運転時):公式サイトより
出典:SHARP仕様比較表
デメリット
- 湿度の目安がだいたいな感じ「低、適湿、高」の表示(低:39%以下、適湿:40~65%、高:66%以上)
- ルーバーが手動(開けるのを忘れてしまう)
- キャスターがない
- プラズマクラスター7000の効果がまだよくわからない
- 壁にぴったりくっつけて使用できない(3センチ以上離す。背面から集じんするため)
広めのリビングには加湿の面で少々物足りないですが、コスパやお手入れの手間などを考えると、子供部屋や寝室、また一人暮らしの部屋なんかにはちょうどいいと思います。2台目、3台目にどうですか(^^)/