主婦歴20年以上ですが、いまだに「これ!」という水切りラックに出会えていません。サブ用に買ったタワーの「折り畳み水切りラックシリコントレー付きL」はとても便利なのですが、あくまでも控えです。今使っているメインの水切りかごは水切れが悪くてお手入れが大変。ですが手をかけるたびにまっ白になるのでこの清潔さにかわるものがあるのかと手放せずにいます。今回は、わが家のいくつかあるタワー商品の中の困ったちゃんを紹介します。
もくじ
水切りかごを選ぶ基準
以下の基準を設けてホームセンターへ出かけました。
- キッチンが明るくなるように、グッズは白でそろえている。水切りかごも「白」
- 以前ブラウンの水切りかごを使っていたけど、お手入れを怠るとカルキ汚れが目立ったので、白い汚れがわかりにくい「白」
- ワイヤーのものは、お手入れを怠ると交差している部分にすぐに水あかがつくので、なし
- ステンレスのものは、濡れると人造大理石の天板にさびをもたらすので、滑り止めがついていないものは、なし
- 大きめ、高さ高め、でも圧迫感があるから2段のものはなし
- 水はけは縦置き横置きどちらでも設置可能
- はし立てつき
「タワー水切りセット」はほとんどの希望を叶えてくれそうだと思えたのですが。。。
タワー水切りセットの特徴
- 水切りかごとバスケットがセットになっている
- 軽い
- 底に水止栓をつけると水を貯められるので浸け置きできる
- 水はけの向きが好きなように変えられる
- はし立て付き
はし立ては、取り外し可能です。
はめるときにちょっとコツがいります。角から4番目のすき間にはし立てのでっぱりをはめる感じです。
バスケットの裏に、サイズや耐熱温度などの記載があります。
タワー水切りセットのいいところ
- まっ白なので清潔感がある
- 高さがあるので、見た目よりもたくさん入る
- 水はけの向きによって、縦にも横にも置くことができる
- 取っ手がついているので持ち上げやすい
横置きと縦置き
わたしは、天板手前を広く使いたいので横置きにしています。
人造大理石の天板は水のあとが残りやすいです。飛び散った水を拭くときはこの取っ手をつかんでひょいと持ち上げられるのでとても便利です。
タワー水切りセットで「困ったところ」と「対策」
清潔であらねばならない水切りセットですが、清潔であるためには毎日のお手入れが欠かせないんです。これは、タワー水切りセット以外の水切りかごにも言えることなのですが、タワー水切りセットはとっても手がかかります。
食器が乾かない
水が切れません。夜洗った食器が朝になっても乾いていません。
上から見ると、かごとバスケットが2重になってぴったりとくっついている、また、四方が囲われているため通気性が悪いと思われます。
対策
この水切りかご内で完全に乾燥させようと思わない。洗った食器はしばらく放置したらふきんで拭いてしまう。30分くらいあればある程度は乾いている。もしくは、サブのタワー折り畳み水切りシリコントレー付きに置いて乾かす。
どちらかというと、折り畳み水切りシリコントレー付きのほうが早く乾きます。
水あか?赤カビ?黒カビ?発生
かごは、よくあるワイヤーやステンレスなどではなく、プラスティック製で、規則正しくすき間があいているようなものなので水が溜まりやすくすぐに赤カビのようなものが出てきます。
これじゃあ水が通れないです。
そして、こうなります。
よく浴室の角なんかに出現するヤツ(;´∀`)
バスケットにもカビ発生。こちらは黒カビ?です。
水切りかごとバスケットが密着しすぎているためだと思われます。そのためよくバスケットに水が溜まっています。水はけがあるのに。
対策①こする
水切りかごのほうは、食器洗い用のスポンジだと水あかに届かないので、発生したら歯ブラシかメラミンスポンジでこすり取っています。かるくこすればすぐに落ちるのですが、頻繁に発生するのでけっこうめんどうです。
こすればきれいになります。
また、バスケットのほうも台所用洗剤+食器洗い用のスポンジでは太刀打ちできないので、こちらもメラミンスポンジを使います。傷がつかないようにこすります。
きれいに落とせます。
対策②除菌スプレー
対策①は、発生してしまったときの対処方ですが、不衛生なので発生させないようにしたいと思います。
そこで、一日の終わりに、
- 食器を全て棚にしまう
- 水切りセットをざっと洗う
- 通気性がいいような状態で一晩おく
さらに、週末スペシャルとして、
- 食器を全て棚にしまう
- 水切りセットもざっと洗う、拭く
- 食器にかかっても大丈夫な除菌スプレーをかける
- 通気性がいいような状態で一晩おく
という作業をやるようにしたら、赤くも黒くもならなくなりました。
除菌スプレーをかけるとびしょびしょになりますが、翌朝には乾燥しています。ときどきバスケットのほうには少し溜まっていますが捨てればOKです。食器にかかっても大丈夫な除菌スプレーをつかっているので、洗い流さなくても大丈夫です。
水切りかごも乾燥させます。
ちなみに、この赤カビ、カビじゃない
赤いカビ?のようですが、厳密に言うとカビやきのこの仲間という立ち位置です。
「ロドトルラ」という名前の「酵母菌」です。酵母といえば、ビールやパンを製造するときに使いますよね。常に空気中に存在している菌なので、基本的には健康被害がでるわけではないのですが、菌なのできもちわるいです。
「ロドトルラ」は、水と適温と皮脂や食べ物のカスなどを栄養源としているので、お風呂場や水切りかごなどに現れます。なので、めんどうですが、食器を洗うのと同じように、一日一回洗って、乾燥させることが大事だと思っています。
お皿が自立しません
仕切りが低いんです。どうやっても立てられません。
対策
常にマグカップなど高さのある食器によっかからせています。真ん中あたりに一つでも高めの仕切りがあるといいのですが。
この仕切り部分も水が溜まって赤くなります(画像手前)
水止栓がないので浸け置きできない
わたしの不注意なのですが水止栓を紛失してしまいました。浸け置きができるなら、漂白剤を使って、水切りかごとバスケットの底の部分に発生するルドトルラや黒カビに対処できるのにと思っています。
本来なら、バスケット裏についている水はけを外して、
この穴に水止栓をつけることができます。
浸け置きはあきらめています。水止栓がないと、タワー水切りセットのメリットが半減します(-_-)
結局「タワー水切りセット」使い勝手はどうなの?
使うこと9ヶ月。毎日、そして週末のお手入れは正直面倒です。でも、ほんの数分で清潔さが保てるんだ!と自分に言い聞かせて今ではルーティンとなっています。
どの水切りかごを使ったとしてもお手入れは必須だし、食洗器に関しても本体が複雑で水切りかご以上に手間がかかりそうです。
「タワー水切りセット」を使っての感想
- 家族3人の1回分の食器がすべておさまる
- 軽くて移動がらく
- 朝、まっ白なたたずまいを見ると気分があがる
- 水切れがよくない
- お手入れの手間がある
使いはじめは、なかなか乾かないことや赤カビ(カビじゃないど)退治に手を焼いていましたが、最近は慣れてきたこともあり気になる不満もなくなりました。長く大切に使っていこうと思っています。